先日僕は台湾で初めて救急車に乗ってしまいました。
結果から言うと患者は僕ではなく、一緒に居た友達です。
その日コストコガードを持っている友達とコストコへ買い物に行きました。
何度か来た事があるので慣れた手つきで、買いたいものだけカートに入れレジの行列へ並びました。
相変わらず、レジの行列は凄いですが、待ち時間はそこまで長くはありませんでした。
僕らはまだお昼ご飯を食べていなかったので、お会計が終わった後にあるフードコーナーでお昼ご飯を食べる事にしました。
お会計が終わり、僕は席を取りに友達はフードを買いに行きました。
とりあえず、先ほど買ったコストコのジャンボサラダをテーブルに広げ、友達が買ってくるのを待ちました。
数分後、友達がピザとクラムチャウダーと牛肉巻(台湾限定かな?)を買って戻って来ました。
ピザは大きいのでナイフで半分に切り、半分ずつわけることに。
そして、食べ始めて直ぐに友達がむせ始めたのです。
大丈夫かきいてみると、
ピザに食べ物ではないものが入ってて出そうと思ったけど飲み込んでしまって、今喉に引っかかっている感じがする。
とのことでした。
異物はやばいなと思い、コストコのスタッフを呼び状況を説明したら
「心配なので病院へ行きましょう。救急車呼びますね。」
と言ってトランシーバーで他のスタッフに指示してくれました。
「救急車!?」
とは思ったのですが、病院まで行くには一番らくだし、もし異物があるなら早く取り除いた方が良いとのコストコ側の判断でしたので、従うことにしました。
そして救急車がサイレンを鳴らしてコストコの前に到着。
担架まで来たので他の人は「何事!?」って目でぼくらを見ていました。
もちろん普通に歩けるので担架には乗らず、歩いて救急車へ。
買ったものは病院までもっていけないので、残念ですが全部返品しました。
そして僕は救急車の助手席、友達は後部で脈拍や体温を測られて居ました。
チェックが終わり病院へ。
しかし、この病院までの道のりが本当にひどいのです。
脈や体温を測り終えたので、
救急車出発!!
だったのですが、救急車の前には駐車してあるし、後ろにはバイクが停まっているしで(どちらもドライバーは不在)何度か切り返してやっと出発ができました。
なんだか病院までの道のりがとっても不安になりましたが・・・
予想的中!!
日本の場合、緊急車両が来たらドライバーには道をあける義務がありますよね。
多分これをしないと【道路交通法違反】になるのではないでしょうか。
ところがここは台湾、日本の法律は通用しませんね。
もちろん台湾も同じような法律は有るとは思いますが、全く日本の感じとは違ったのです。
緊急車両が近づいても全く無視。
「通るよ!!」的なサイレンを鳴らしてやっと道をあけるって感じです。
路線バスも同じ感じ、バイクは相変わらずお構いなし。
1番怖かったのが、大きな交差点を赤信号で渡るとき(もちろんサイレン鳴ってます)青信号の車線からスーピー度を落とさずに車が突っ込んで来ました。
かなり怖いです。
救急車に乗って事故なんて最悪の展開ですし、もし一分、一秒を争う緊急事態だったら“ここ”では取り返しのつかない事になることが容易に考えられます。
なんとか事故もなく10分くらいで病院に到着。
友達は普通に歩けるので、自分で歩いて緊急車両に乗ってきた人用の受付へ。
この受付のネーチャンがまた酷かった。
ネーチャン「どうしましたか?」
友達「コストコで食べたモノに異物が入っていたみたいで、それを飲み込んでしまいました。」
ネーチャン「そんなことで救急車を呼んだの?まぁいいからこれ書いて」
バン!!(問診表を軽く投げる)
友達「・・・」
これ相当酷いと思うのですが、呼んだのはコストコだし、もしかしたらヤバイものを飲み込んでいるかもしれないし、ましてやこの受付のネーチャンにこんなこと言われる筋合いは全くない。
友達もブチ切れていましたよ。こんな病院二度と来ないと。
そしてレントゲンやら胃カメラでいろいろ調べた結果、
異物は何もみつかりませんでした。
検査後も喉には異物の感覚が有ると言っていましたが、とりあえず何もなかったので一安心かなと。
こんなに騒いで何もみつからなかったので、友達はとても申し訳無さそうでしたが。
今回のことで僕がとても良いと思ったのがコストコの対応です。
コストコ内での対応(緊急車両に連絡、商品の返品)も速かったですし、コストコのスタッフの1人の方が病院でずっと付き添ってくれていました。
もちろん彼はコストコの食べ物に異物が入っていたのか否かと言うのがみるために来たとは思うのですが、とても友達のことを心配してくれていました。
医療費も彼(コストコ)が払ってくれましたし。
もし万が一また問題があればと連絡先もくれました。
また気持よくコストコで買い物ができるとおもいます。
そんなコストコ台湾に感謝です。