先日、僕は友達が子供(次女)を産んだと言うことで、その友達が休養しているセンターに行ってきました。
このセンターの事を中国語で“月子中心(ユエ・ズ・ジョン・シン)”と言うそうです。
中心=センターって意味ですね!
この“月子中心”たまに行くデパートの向かいにあるので、存在は知っていたものの実際に入ったのは今回が初めて。
自動ドアでセンターに入るとスグにスタッフが来て、
「どなたのご関係者様ですか?」
ときかれたので、
「◯◯の友達で、2階で待ち合わせしてます」
と言うと両手にアルコールを吹きかけられ、その後赤外線体温計で検温され異常なしとのことだったので通してもらえました。
エレベーターで2階に上がると、降りて
左側【センター利用者と面会者がゆっくりできるカフェ的な面会場所】
右側【看護師さんが赤ちゃんを世話する場所】
になっていました。
面会場所は特に厳重な感じはありませんでしたが、
赤ちゃんがいる場所はかなり厳重でした。
赤ちゃんが居るゾーンに入るには、更に手のアルコール消毒とマスク着用が義務付けられていました。
上記の義務を果たし自動ドアを抜けると、廊下部分と世話する場所はガラスで別けてあり、当たり前ですが直接赤ちゃんに触れることはできません。
ガラスを隔て赤ちゃんがいる場所がみられるのですが、生まれたての赤ちゃんが大勢いました。
正直慣れない光景で戸惑いましたが、“少子化”と言われている台湾でもコレだけ沢山の新しい命が生まれているんだなと、いつもとは少し違う気持ちに。
友達の赤ちゃんはガラスのすぐ向こうでしたので、よく見ることができました。
彼女はまだ僕らを認識できないくらい小さな子供でしたが、僕なんかよりずっと生命力を感じました。
命って不思議ですね。
自分の子供でもないのに、こんな気持ちになるなんて思いもしませんでした。
「友よ!いい経験をありがとう〜」
と思いながら先程のカフェっぽい面会場所で出てきたお茶を何口か飲み、おいとますることにしました。
・・・
そして次の日、日本のニュースを見ていたらこんな記事が出てきました。
『福原愛の出産報告でわかった台湾の「母子に優しい」産後習慣』
台湾人男性と結婚し、台湾に住み、台湾で出産した福原愛さんも昨日僕が行った産後のセンター“月子中心”を利用したようですね。
記事にもあるように台湾では
-引用
『もともとは家で静養するものでし』が、近年は核家族や働く女性が増えたこともあって、福原が入ったホテルのようなセンターがたくさんできています。』
台湾人の友達達のFacebookでも産後の様子でこの“月子中心”がよく登場するので、本当にこの通りなのですが、この“月子中心”1ヶ月の価格を聞いてビックリ!!
記事内では
『1泊15000円くらいからが相場というから、1カ月にして45万円』
と書いてありますが、僕の友達が居た場所は安い部屋で1ヶ月25万元(約92.5万円)と言うから驚きです。
皆さん台北(台湾ではありません!)の大卒の平社員の月給をご存知でしょうか??
大体“3万元”ほどです。
もちろん年齢や職業によって違いますが、30歳前後の平社員であればこんなもんではないでしょうか。
月給3万元で産後の“月子中心”1ヶ月25万元はお金持ち出ない限り払えないですよね。。。
台湾人に「この“月子中心”を利用するのに補助金等は出るの?」ときいたら
「出るわけ無いじゃん!ははは」と言われました。
台湾男子は大変だなと、つくづく感じさせられました。
もちろん、必ずこの“月子中心”に行かなくてはいけないと言うわけではないので、家で休養という選択もできます。
しかし、そうなった場合にはその後いろいろと旦那への風当たりは強くなりそうですね。
良い勉強になりました。
謝謝,朋友。
環球產後護理之家(月子中心)
http://www.globalcare.com.tw/